2024/05/18 13:50
こんにちは。
milimili Coffeeの小林です。
先日販売を開始した『Unknown Coffee』について、
本商品に込めた想いを、お伝えできればなと思います。
私自身もそうですが、
生豆の仕入れ時や他店で焙煎されたコーヒー豆を選ぶ際、まず始めに〈生産国〉を確認するかと思います。
店頭に並ぶ有名なコーヒー生産国といえば、ブラジル、コロンビア、エチオピア。
これらは主にシングルオリジンで飲まれるアラビカ種の生産が多い国です。また、ブレンドに用いられることの多いカネフォラ種を含めると、ベトナムやインドネシアも上位を占めています。
上記に挙げたコーヒー生産国の特徴は、コーヒーの知識をある程度身に付けられた方であれば、簡単にご想像できるかと思います。
例えば、ブラジルであればナッツ感が特徴。コロンビアは酸味と苦味のバランスが良い。エチオピアはフルーティーな酸味がある等々。
しかし、これら生産国へのイメージは、同時に先入観を生んでいると考えています。
もちろん、例に出した生産国の特徴は事実でもあり、それを否定しているという意味ではありません。
私は、焙煎された他店のコーヒー豆を買うこともありますが、販売をさせていただいているため、生豆を実際に焙煎してカッピングをする機会も多くあります。
その中で、ブラインドカッピング(種類を分からない状態でカッピング)をすると、新たな気付きを得ることがあります。
新たな気付きは、コーヒーの奥深さを改めて感じるきっかけになることに加え、純粋に「コーヒーおもしろ!」となります。
このブラインドカッピングで得られる好奇心や高揚感をお客様に感じていただくことはできないだろうかと考えた結果が、本商品の『Unknown coffee』です。
始めに確認する【生産国】だけでなく、
味わいを左右する【精製】【焙煎度合い】
味わいを想像できる【フレーバー】等。
それらも全て伏せた状態で飲むコーヒーは、
きっと、新たな感覚を与えてくれると考えています。
お届けするコーヒーには
コーヒーの情報を別の用紙に記載してお届けします。
ぜひ、『何も分からない』状態で、いつものようにコーヒーを入れ飲み、そのあとにご確認ください。
コーヒーをもっともっと、楽しいものへ。
お客様の驚きや感動を、当店が提供できますように。
【milimili Coffee 小林】